「アクティベートできませんでした」これって設定失敗? iPhoneのeSIM設定で起こる謎のエラーとその対処法

 「アクティベートできませんでした」「このコードはもう有効ではありません」「このeSIMはこのiPhoneと互換性がありません」など、eSIMをインストールした際にこのようなエラー表示が出た経験はありませんか? 「購入したeSIMに不備があるのでは!」と思ってしまうのも当然です。ですが、必ずしもeSIMに原因があるというわけではないのです。  

 そんなeSIM設定で起こるさまざまなエラー表示について、細かく丁寧に解説します。

eSIMの設定エラーで絶対にやってはいけない「NG行為」

 はじめに、もっとも大切なこと。それは「自身の判断でeSIMを削除してはいけない」ということです。設定がうまくいかない場合「一度eSIMを削除して、再度設定をしてみよう!」と思う方がいますが、一番やってはいけないNG行為です。

 eSIMという製品の性質上、一度削除してしまったeSIMは再度インストールすることができないからです。もし削除してしまった場合は、再度購入する必要があります。各ショップの商品説明欄に注意書きの記載があるため、必ずチェックしておきましょう。

 まれに、インストールした端末が同じであれば、再インストールが可能なeSIMもあります。サポートへ問い合わせしてみてください。

よくあるエラー表示の原因とその対処法

 初めてのことであればあるほど、エラー表示に恐怖心を感じるのではないでしょうか。eSIMのマニュアルにはエラー表示に対する対処法の記載がほとんどありません。そのため、パニックになりeSIMを削除してしまった、という経験をされた方もいるかと思います。見たことのない画面が表示されても冷静に対処できるよう、よくあるエラー表示の原因とその対処法についてご紹介します!

①「アクティベートできませんでした」「このコードはもう有効ではありません」

(原因)すでにeSIMがインストールされている

「アクティベートできませんでした」と表示される一番の原因、それは、すでにeSIMが問題なくインストールされている場合に起こります。iPhoneの仕様上、eSIMが無事にインストールされているのにも関わらず、上記のようなエラー表示を出すことがあります。

(対処法)eSIMが追加されていないか「設定」アプリから確認しましょう。無事に追加されていた場合は、特に対応することはありません。

(原因)「開通」が始まっていないため

ほどんどの海外旅行用eSIMの開通開始は、現地の電波を受信してからスタートします。そのため、eSIMの設定をしている日本にいる場合、開通がスタートしていないためエラー表示が出ることがあります。

(対処法)購入したプランの開通開始のタイミングを確認しましょう。そして、eSIMが追加されていれば問題ありません。

(原因)インターネット環境が不安定 

QRコードの読み取りには安定したインターネット環境が必要です。そのため、インターネット環境がない場合や通信が不安定な場合に表示されることがあります。

(対処法)端末にeSIMが追加されていない場合、安定したインターネット環境の元、再度eSIMの追加を試してください。インターネット環境を変えてもなおeSIMが追加できない場合は、一度端末の再起動を行いましょう。

②「このeSIMはこのiPhoneと互換性がありません」

(原因)eSIM対応端末でない

eSIM対応端末だと思い込み、実は非対応だった、、、。というケースが意外と多く見受けられます。eSIMを利用する上で、まず最初に確認しておくべきことは、端末が対応しているかどうかです。非対応の端末にQRコードを読み込もうとするとエラーが表示されます。

(対処法)まずは、本当に非対応端末であるか確認しましょう。基本的に古い機種はeSIM非対応(iPhone X、iPhone 8、iPhone 7、SE第1世代など)となります。また、中国本土、香港・マカオで購入した一部のモデルは、日本国内で販売されているiPhoneと仕様が異なる場合があり、eSIM非対応の可能性が高まります。非対応だった場合、他の端末で使用するか、eSIMの有効期限内に機種変更するか、または他の方に譲渡しましょう。せっかく購入したeSIMを無駄にはしたくないですよね。

(原因)SIMロックが解除されていない

eSIMが対応端末であってもSIMロックが解除されていないとeSIMを利用することはできません。(※SIMロックとは、docomoやau、ソフトバンクなどの大手キャリアが自社で販売した端末を他のキャリアで利用できないよう通信制限をかけること) ※2021年10月1日以降に販売されている端末に関してはSIMロック解除がされています。それ以前に購入された端末に関しては、各キャリアへお問い合わせください。

(対処法)SIMロックが解除されていないか確認しましょう。

「設定」アプリをタップ→「一般」をタップ→「情報」の「SIMロック」欄に“SIMロックなし”と記載されていれば解除されています。

※まれに、“SIMロックなし”と記載されていてもロックされているケースがあります。その場合は、端末の再起動を行い、再度確認してみましょう。それでも解決しない場合はキャリアへの確認が必要です。

(原因)iPhoneのバージョンが古い

iosのバージョンが古いとeSIMを正常にインストールできない場合があります。

(対応法)「設定」アプリをタップ→「一般」をタップ→「ソフトウェア・アップデート」を確認し、必要であれば最新のiosに更新してください。

(原因)別の端末で既にインストール済

本来使いたかったQRコードを他の人が既にインストールしていた、というケースでエラー表示が出ることがあります。特にeSIMを複数枚同時購入した場合、代表者1名に購入分のeSIM接続情報が届きます。届いたeSIM接続情報を代表者が家族や友人に振り分ける際、振り分けに誤りが生じ、他の人が既にQRコードをインストールしていた、という間違いが起こることがあります。複数枚同時購入時のeSIM接続情報の送付方法は各サービスで異なる場合があるため、事前に確認しておくと安心です。

(対応策)まずは自分の端末にeSIMがインストールされていないか確認しましょう。インストールされていない場合、家族や友達に確認してもらう必要があります。

「アクティベート中」から表示が変わらない

(原因)インターネット環境が不安定

QRコードを端末へインストールする際、インターネット環境が不安定であればあるほどインストールに時間がかかります。

(対応先)安定し たインターネット環境に移動してみましょう。また、端末の再起動でアクティベート中から切り替わることがあります。

「“以前”〇〇として使用」これって既に使用済み!?

 追加したeSIMの名称に「“以前”〇〇として使用」と表示される場合があります。「まだ使っていないはずなのに!」と驚かれる方もいらっしゃると思いますが、こちらはeSIMをオフにしている場合に表示される名称です。日本国内でeSIMの利用が開始され、利用期間が終了してしまったのではないかと不安になりますが、基本的には問題ありません。気になる方は名称変更からeSIMの名前を変更しましょう。

海外旅行前にやるべきeSIM設定の最終チェック事項

 出発前の準備完璧!=現地でも問題なく接続!といきたいところですが、海外旅行はトラブルがつきもの。いざという時のために、eSIM設定の最終チェックをしておきませんか?

□eSIMのインストール

eSIMの現地設定はリスクがあります。なぜなら、QRコードのインストールには安定したインターネット環境が推奨されているからです。渡航先により「空港やホテルのフリーWi-Fiではインストールに時間がかかった」などの経験談を聞いたことがあります。事前に国内で設定しておくのが安心ですね。

ただし、開通開始のタイミングがQRコードをインストールしたタイミングの場合は、渡航先で行いましょう。

□QRコードを保存しておく

万が一、渡航後に接続されない等のトラブルに備えてQRコードを保存しておきましょう。もし同行者がいない場合は、紙などに印刷しておくと安心です。

□現地到着後の回線の切り替え方法

QRコードをインストールだけではインターネットに接続されません。日本の回線から追加したeSIMへの回線への切り替えが必要です。切り替え方法を確認しておきましょう。

□追加したeSIMのデータローミングの有無を確認

購入したeSIMによって、データローミングのONが必須となる場合があります。現地で接続されないトラブルの大きな原因の1つでもあるため、事前チャックが必要です。現地到着後、高額料金の発生を防ぐため、日本回線のデータローミングはOFFにしておくことをおすすめします。

□APN設定の有無を確認

スマホが通信会社に接続されるようにするための設定をAPN設定といいます。基本、渡航後に接続されないトラブルが起きた場合の最終的な手段としてAPN設定は行いますが、一部のeSIMでは事前にAPN設定が必要なケースが存在します。

□eSIM開通のタイミングを確認

現地の電波を受信してからeSIMの利用がスタートするのが一般的ではありますが、QRコードのをインストールしたタイミングで開通がスタートする場合もあります

□マニュアルをダウンロードまたは印刷

もしもの時に備えてマニュアルはすぐに確認できる状態にしておきましょう。フリーWi-Fiがない場合にも対応できるよう、ダウンロードまたは印刷しておくと安心です。

□サポートの連絡先を控える

自分では解決できないケースが生じた場合、すぐにサポートへ連絡しましょう。そのためにも連絡先は控えておくことが大切。サポート先がメールやチャットなど複数ある場合は、スムーズに対応が可能なチャットで問い合わせることをおすすめします。

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